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第１３１回例会（２００９年 １０月）
座・高円寺
化粧二幕
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さびれた芝居小屋の淋しい楽屋。時代の流れで芝居小屋の数は減り、今日の小屋も取り壊しが決まっている。
それでも楽屋にはいつもと変わらない座長五月洋子がいた。座員たちに「さぁ、いよいよ客入れだよ！」と威勢の良い掛け声を飛ばしつつ、素顔に化粧を施し女優へと変身していく洋子。と、そこへＴＶ局のスタッフが現れ、「乳児院に預けて離ればなれになっていた息子が芸能界でスターになった」と告げる。彼とのご対面番組がワイドショーの企画として持ち上がっていたのだ。はじめは消極的だった洋子だが、幕間に突然現れた息子と２０年ぶりの再会に驚き、喜びのあまりその涙の対面の一部終始を、今から上演する狂言に織り込もうとするのだが・・・・
作 ：井上 ひさし
演出：木村 光一
出演：渡辺 美佐子
感想文集から
○ 最後のドンデン返しは、やっぱり井上ひさし、ただの母物芝居ではないところがさすが。伊三郎をやったり、伊三郎のおっ母さんをやったり、一人で何役も演じての一人芝居は圧巻でした。誰も居なくなった芝居小屋に狂気になりかけている母親は、今も昔も変わらない親心。それにしても、お守りの違いがキーワードというのは一寸チンポン・・・？ （睦会）
○ 一人舞台を初めて観ました。出っぱなしで、アレだけの時間セリフを続けて。また、演技し続けられて、ご立派という他はありません。熱の入れようが伝わって、活力をいただきました。 （サラエボ）
○ 渡辺美佐子さんすごいと思いました。年齢を感じさせない動き、セリフも覚えられると思うと、感心したりです。一人なのにそれを感じさせない熱演で良かったです。 （ひまわり）
○ 初めて運営サークルに参加させていただきました。席決め、受付、・・・役割分担等、今まで気にもしないでみていた例会。これからは、ロビーに入るときから見方が変わって来ると思います。参加してみないと分からない経験をさせていただきました。皆さんも是非１度参加してみては如何でしょうか？ （あじさい M５）